東京モーターショー2009! その4 トヨタ&レクサス編

第三段!今度はトヨタ
 
総評は、手抜き過ぎること。
というか、LFAに力を入れ過ぎてあとがおざなりになってる、と言うべきか。
ステージなんてひどいもんで、できの悪い3Dアニメを垂れ流してるだけ。
一応のステージの主役FT-EV?はなんとハリボテで自走すらできない、という呆れた内容。
EVを置きたい気持ちはわかるけど、既に売ってる三菱や来年売るって公言して、ばんばん走らせてる日産を相手にしなきゃいけないことを考えれば、向こうがもってないPHVを全面に押し出したほうが効果的なんじゃ?
航続距離がまだまだ短く、かつ登場まであと3年もあるEVより、いざとなればガソリンスタンドに駆け込めるPHVのほうが日本には合ってるはずだし。
 
FT-86があるからまだよかったものの、一番大きな自動車メーカーがこれじゃあねぇ。
 
まぁ、毎度のことといえば毎度のことではあるんだけど。それにしてもこれはひどい
 
以下個別レビュー。
 
FT-86
一応の主役。スバルとのコラボレーションスポーツカー。
 




 
なぜこれにハチロクの名前を付けたんだろう。
ぶっちゃけ、セリカでよくね?
 
と思ってよく見ると、リアディフューザールーフを取っ払った場合、ルーフからリアにかけてのラインがほぼ一本の曲線になってる。
なるほど、実態はハッチバックなんだなこのクルマは。
それならハチロクと言い張るのも少しは納得が行く。少しだけど。

フロントはFT-HS似。じゃあ、そっちはどうなったのか、と聞いてみると、
「そのままこの86に置き換わったものだと思ってください」との答えが。
じゃあ新スープラは夢と消えたのか?と聞いてみるも答えは返ってきませんでした。

お値段は200万円台。登場時期は2011年末。さて、どれだけ売れるんでしょうか。


・FT-EV?
ハリボテEV。
 

 
・PHVプリウス
主役になれなかったPHV車
 

 
こっちをステージに置いた方がなんぼかマシだったと思うんだけど。
このカラーはそのまま市販車にも適応してもらいたい。HVとの差が分かりやすいから結構買う人いるんじゃなかろうか。

・SAI
影の一番人気
 


 
というか市販車。

・LFA
ようやく市販版が出てきたスーパースポーツ
 












 
お値段なんと3750万円。
あれ?最初1500〜2000万くらいって言ってなかった?
上の86が仮に300万になったとしても、12台は買えちゃいます。
500台の限定生産で日本への割り当て分は165台。
ちょっと日本割り当てが多すぎるようにも思うけれど、大丈夫なんだろうか。
 
そもそも、開発に時間がかかり過ぎてるのがなぁ。
GT-Rは過去のネームバリューがあったからユーザーも待ってはいたけれど…
こいつの場合、そもそもが「ふーん、スポーツカー出すんだ」位の反応で、それが5年もさして変わり映えのしないコンセプトモデルを出してれば、「あれ、まだ出てなかったんだ?」になっちゃうわけで。
 
こうなった原因は急遽カーボン採用になったからで、本当なら05年に出す予定だった、とかなんとか。
企画段階からしてすでに古い(9年以上前)上に予定外の遅れが出たもんだから、デュアルクラッチじゃなかったり、ギアチェンジがちょっと遅いとか言われたりと散々なことに。
まぁ、ホンダみたいに不況に負けて計画中止にしなかった分マシかもしれないけれど、本当に大丈夫なんだろうか。まぁ、どうせ買えないからいいんだけどね。
 
・LFAギャラリー
アクリル製でお値段は本家LFAより高いらしい。
こっちのほうが目立ってたかも。
 




 
・レース仕様
モリゾウこと章男社長が乗ったクルマ
 


 
・LF-Ch
ハブられたコンパクトカー。”ハイブリット”車。誰も指摘しなかったんだろうかw
 



 
LFAに主役を持ってかれて、どこからかHVって主張しまくるのやめれ、といわれたからこうなったとかなんとか。
http://response.jp/article/2009/10/26/131417.html
ホンダと日産はHVを全面に出してたし、グループ傘下のダイハツとスバルがトヨタに文句付けるわけもないし…
ってことは三菱とマツダとスズキのどれか?
 
てなわけで主要三社はこれでおしまい。
あとの5社は多分ひとまとめになると思われます。