SPACE BATTLESHIP ヤマト ネタバレ感想

正直どんなもんだろうと不安視してた実写版。
まさかここまで出来がいいとは思わなんだ。
というか、原作に忠実すぎて涙が出たというかなんというか。
やろうと思えば出来るんだなぁ。
 
1,2,さらば、完結編だけじゃなくて、永久にやら2520や復活篇からもネタを拾ってくるとは流石としか言いようがない。
 
しかも、パンフレットにメカ設定まで載ってるなんて。
00劇場版のパンフよりもマニアック。とりあえずサンライズは反省するといいよ。同じTBS系でメカ物なのに。
 
以下列記&超ネタバレ
 

伏線をしっかり貼って、しっかり回収する作品は久々に見た気がする。
まぁ、「俺、第三艦橋勤務なんです!」「絶対地球帰るからな俺!」
はあまりにあざとかったけれどもw
 
冒頭から原作のオマージュ連発。「助けてくれー」の人まで再現とは。
ていうか、ちゃんと沖田艦なのね、あの艦。
ゆきかぜはやっぱり駆逐艦でした。誰だ公式ティーザーに戦艦とか適当なこと書いた奴。
 
で、発進シーン。あれほど弾速の早い波動砲は初めて見た。まぁ、タキオン粒子ビームだからして、当然っちゃ当然だけれども。
直後の爆炎の中からヤマトが出てくるお決まりのシーンは、あそこくらい「元祖ヤマトのテーマ」を流して欲しかった。
 
戦闘シーンは、ギャラクティカ的と言われてるけど、私的にはガンダムUC二巻のリゼルの機動戦闘に似てる、つまりロボアニメ的。と思ったら、実際にアニメを参考にしたんだそうな。
ついでに言えば、通常兵器のみでの戦闘=消耗戦との真田さんの台詞が中々にステキ。
原作の取っておきの切り札的な扱いとは異なり、可能なかぎり波動砲で殲滅→通常兵器で掃討という流れが、いかにも単艦戦闘を行いつつ補給が無い艦の取る戦術らしい。流石。
 
まぁ、イスカンダル直前のあの状況じゃ、収束型の波動砲を使ったところでどうにかなるもんじゃないとは思うけれど。
 
その後の垂直降下するヤマトがあまりにもカッコ良すぎてびっくり。
コスモゼロの変形は、「全機!フルブラスト!」っていう声が脳内再生されたけど、まぁアリなんじゃないかね。
 
おまけ。
まさか実写でツンデレを見るとは思わなかった。
しかも、最近主流の場面ごとの切り替えタイプじゃなくて、ツンツン→デレデレの古典的タイプ。
 
結論。
もう一回行ってこよう。