巨人襲来。レクサス、凱旋。
レクサスはメルセデスの夢を見るか。
これは深遠なテーマとなりそうです。ここは日本。北米ではありません。
プレミアムプレミアム言ってますが、トヨタ車だったクルマの後継モデルです。
店舗こそ新しいですが、中の人はほとんどがもとペット店やトヨタ店の営業マンだった人。
出来は別として、これらの先入観をどう打破できるかが最大の焦点ですな。
……難しいよなぁ。
まぁ、買い替え需要はあるとは言え…
昨年度の、アルテッツァ、セルシオ、アリストの合計販売台数は約2万台。
今年買い替え対象になるのは、4年ほど前のクルマとなるので、4万台前後(?)がターゲットといったところ。
この人たちが全員買い換えてくれれば、目標の年間5万台も夢では無いかもしれません。
が、そんな上手くいくはずは……ないよなぁ。
さらに、数が出そうなESやらRXやらは当分ラインナップには入りにくそう。
LXやLSやGS450hは来年度ぐらいには導入されるようですが。
あとは、懇意にしていたトヨタ店やトヨペット店の営業マンからセルシオが買えなくなってしまう、ということが往々にして起こり得ることも障害となるはず。
最大の問題は、本家トヨタとのパイの争奪戦になったら目も当てられないということ。
自社のクルマによって、自社の他のクルマにまで損害を与えたらどういうことになるか。これはフィットの巻き起こした大旋風によって、日本の自動車業界はよく分かっているはず。
しかも、高級車を買う人たちの大半は指名買い。ベンツならベンツ。BMWならBMW。これをいかに切り崩せるかが、今後の課題なんでしょうなぁ。
…成功したら成功したで、INFINITIが殴りこんでくるはずです。
こういろいろと書いていると、前途は結構厳しいように思えてきてしまいます。
まぁ、どうにか・・・なるのかな?