JR18年度事業計画

ちょっと古いネタではありますが、今年度の各社の動きをまとめてみようと思います。

JR北海道

781系老朽化置き換え
新幹線の新函館開業まで持たせると思ったのですが、無理だったみたいです。
恐らくは、789系の新バージョンの投入となるのでしょうが、新函館開業であぶれる白鳥用の同系列をどうするつもりなんでしょうか。
東日本に売るというのもひとつの手かもしれません。

DMV
18年度中には営業運転を開始する、との触れ込みだったのですが、今回にプレスには開発の推進と語調が変化しています。北海道にはぜひとも頑張ってもらいたいものです。

JR東日本

E233系
今年のメインがこの系列でしょう。ついに中央線に走るんですが投入されます。恐ろしいことに、たった1年強の間に201系をすべて淘汰するということ。巨大企業の恐ろしさが伺えます。デザインも、イラストを見る限りかなり期待できそうです。

E331系
もうひとつの目玉がコレ。「連接奴」ならぬ、「連接走るんです」。とはいえ、今年度は試験に始終して量産編成は来年度になりそうな気はします。早くても、12月以降でしょうか。
DDMの駆動音はぜひとも聞いてみたいものです。

E531
この系列の投入で、上野駅発着の普通列車から鋼製車の姿が消えることになります。
しかも、G車付での大量導入。よくやるなぁ。
東北縦貫線がらみで、どれだけ追加生産されるかが気になります。

E721系
仙台地区に残る急行形電車がついに掃討されることとなりました。701系に見られる安っぽさがなくなり、東日本の車輌とは思えません。455系だけでなく、車体更新組も含む鋼製車も全滅する可能性もありそうです。

・キハE130
E200だけでは間に合わなかったようです。しかし、まさかここまでの大量投入とは…。これによる玉突きによって、東北に残るキハ58/28、キハ52の大半が淘汰されそうです。

キハE200
ハイブリッドの量産先行型、はいいのですが基幹となったNEトレインがFCをつんでしまった今、果たして量産型は登場するのでしょうか。

JR東海

N700系
ついに量産仕様が決定しました。700系との電力効率が19%減。もはや化け物です。
そんな化け物が量産されたとしたら、300系はおろか700系も一部は食われてしまいそうです。

313系
数年ぶりの生産です。ていうか、315系とかにしてもいいんじゃないかとは思いますが。
これで、119系、123系のような特殊用途車を除いた全ての鋼製車が313系に置き換わることになりそうです。

JR西日本
現状、発表がなされていないためどうなるかわかりませんが、とりあえずわかっていることをば。

敦賀DC化に伴う車輌新造
考えられるのが、新快速用近郊形と、直流区間用ローカル車輌、および新規交直流車輌のみっつ。
このうち、新快速用は223系説と、新型説があります。ローカル車も同様で、125系説と新規説の二種類。交直流用は存在自体があやふや。

アーバンネットワーク
321系の追加投入は、恐らくも何も確定なのでしょう。東海道線への投入が終了したら、次がどこなのかがさっぱりわからないのが問題ですが。
ただ、そろそろ西日本も103系の更新車に見切りをつけたいようで、E231系ばりの大量投入も十分ありえます。

・新幹線
東海のN700系と同じでしょう。ローカル用新系列は話自体がぷっつりと途絶えてしまいました。余剰となった300でまかなうのか、N700ベースで4連を作るのか。

JR四国

・1500系
この系列によって、四国内部のキハ58/28が完全に淘汰される模様です。

JR九州

気動車の新製
おそらくは、200系列なのでしょう。多分。

JR貨物

・DE10後継
唯一、JR全社に引き継がれた名車もついに消滅の危機を迎えることとなりました。どんな形態の機関車になるのか、かなり楽しみであります。
おそらくは、VVVFインバータ制御の電気式なのでしょうから、BR218みたいな箱型になるものと思われます。

・ED76後継
D級電機の新製はJR以降初となるはず(ED500は除く)。これも結構楽しみ。

というわけで、ことしはいろいろと新形式が出てくるみたいです。
私鉄も、関東の会社は標準化路線をどんどん推し進めていくみたいですし、今後の展開が楽しみであります。