ムラーノ

結構カッコいいクルマであります。ムラーノで検索されて来る方も多かったので、一応解説文なぞを書いておきます。まぁ、実は書きたいだけなんですが。

ムラーノ

日産のラグジュアリーSUV。04年秋、日本上陸。
日産が北米市場用に開発した、クロスオーバータイプのSUVがこの『ムラーノ』だ。ライバルはレクサス『RX』、すなわち『ハリアー』である。同様のコンセプトを持つクルマとして、同社にはインフィニティ『FX』が存在しているが、『FX』が現行『スカイライン』のプラットフォーム(FMパッケージ)を採用しているのに対し、この『ムラーノ』はFF-Lパッケージを採用している点が異なっている。このプラットフォームを採用しているクルマは、『ムラーノ』以外に、『ティアナ』、『プレサージュ』、『アルティマ』、『マキシマ』、『クエスト』などがある。
当初、このクルマは北米専売として開発されたものであったが、日本の雑誌等による報道、およびユーザーの関心の高さなどにより、日本国内に導入される運びとなった。
 日本国内においても、ライバルとなるのはトヨタハリアー』であろうが、オーソドックスなエクステリアを持つ『ハリアー』とは異なり、この『ムラーノ』は最近の日産車の流れに違わず、スタイリッシュな外観を持っている。
 まず目を引くのは、そのフロントマスクだろう。従来の日産車に見られる、フライングウインググリル(通称、ヒゲグリル)でも、上級車に見られる横桟グリルでもない、まったく新しいタイプのグリルを採用している。また、全体的に非常に押し出しの強いデザインを保持しているため、好き嫌いの個人差が強く販売に現れてくるだろう。
 サイズに関してだが、スリーサイズは4770mm×1880mm×1685/1705mmとなっている。これは、『ハリアー』のサイズ(4730mm×1835mm×1670/1680mm)よりも完全に一回り大きなものとなっており、『プラド』と『ランクル100』の中間の大きさとなっている。さすがはアメ車、といったところだろうか。
 搭載されるエンジンは、日産の看板的な地位を得た、VQ35(V6 3500cc 231ps)に加え、日本向けモデル用に直4モデルも設定される(直4 2500cc 163ps)。
 Zやスカイラインクーペのように北米に主を置いたのではなく、北米のみを考えて作り出されたSUV。だがそれは、輸入車などではなく、日本で生産される、れっきとした日本車だ。そんなこのクルマが、日本ではどのような評価を受けるのだろうか。注目に値するだろう。

関連リンク
日産自動車http://www.nissan.co.jp/
日産:MURANO FAN CLUB:http://murano.nissan.co.jp/
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